小林陽子 
『花*くらぶ』イラストレーター 小林陽子〜「まち」のエッセイ集

1.「まちの道」.....花天月地 其の一 水無月(2000/06/24)掲載

2.「まちの顔」.....あなたのまちはどんな顔?

3.「まちの声」.....まちの声聞こえていますか?

4.「まちの耳」.....まちのこと知っていますか?

5.「まちの足」.....まちの道歩いていますか?

花 「まちの道」

 道にもいろんな種類がある。国道や都道府県道、地区町村道など。

 道にも歴史がありいらない道もあれば足りない道もある。その中でも昔から近道だからと民家の間の細い私道を通る時はそこに住んでいる人がとても近くに感じられてドキドキした。同じように団地やマンションの階段や通路を歩くのも違う所の秘密の感覚がある。

 だが、最近は通れる所も少なくなった。プライバシーと言われればそれまでだがそんな閉じ込められた住戸に絶対入れないとなれば入って見せると挑戦してしまうと思うのはお気楽な考えだろうか。

 これほど危険と考えないとだめなのでしょうか。押し売りなどはこれ以上残したくないものの一つだが、こういった閉鎖的な設備が逆に寂しさを増長させて逆に効果的にになっていることはないのだろうか。鍵やオートロックやセキュリティシステムに頼るばかりって何だか人間的でないなと思う。

 

 

こどもたち 「まちの顔

 人の力ってすごい。

 たとえばそれが誰でも知ってる総理や芸能人でそんな人が地元にいて、地元に愛着意識をもっていたら、それは人気と合わさって地元までもが有名になり雫のように広がっていく。多分人気のポストというのは一定量が決まっていてどれだけ多くの人を魅了できるかなんだと思うんだけど、それで身近にいたらもっともっと応援していたくなるし活躍してほしい。

 吸引力の多い人がどれだけ住んでいるかってことが街に影響するんではないだろうか。何をしている、するにせよ応援しています、そこのあなた。

 

 

つぼ 「まちの声

 自分は知らない事がまだまだ多い。

 でもそれを聞きたい時にどこに聞けばよいのかがずっと分からない。たとえば本の中からとかネットの中から探し出していき見つけることも多少はある。それで解決されればいい教えてくれてお礼なんてと何も言わない事がほとんどだ。そうやっていくとひとりよがりのようでそれを人に言うことがあんまりできなくなってしまう。読み書きそろばんより聞く見る話すだなと。

 声があるのはすばらしい。声の行く先がないのはむなしい。

 

 

ケーブルテレビまちの耳

 風の吹く音も大木の葉っぱの吹き飛ぶ音もスーパーのビニール袋のカサカサきしむ音も車の走る音もまだ自然の範囲。ビルや商店街やお店のBGMは好きな曲ならうれしいけど嫌いな曲なら最悪。一人の場合はすぐに場所を代えます。もっといやなのが2曲以上同時に聞こえる場合。お店の人には通る人の身になったことないなと反感かって通りすぎます。車のクラクションや救急車以外の右に曲がりますも余計なお世話だと思う。都市に住んでる以上騒音からはのがれられませんが減らしていきたい。

 

 

ヨガ大仏 「まちの足

 交通手段で歩く以外。電車は使っているがもうこれ以上恐くないほどのりなれてきたので行ったことがなくても駅の中で迷う位で大丈夫。自転車はたまに乗りたくなってこれも地図と体力があればけっこう遠くまで行ってるもんです。

 車は持っていないし乗っていない。これに対してバスは乗るのが難しいものの一つです。企業ロゴの入ったのもキャラクター入りも走りはじめたようですが、乗りなれているいつも出かける場所以外へのバスの使用が電車にはない緊張感があるのです。まず、バスが来る時に混んでるか空いてるか来てみないとわからない。動き始めるとこのバスでよかったのだろうかという不安。そして、目的地を通りすぎてしまったのでは、というのと降りますのボタンを押せなかったらどうしようと次の停留所名まで探す。降りる停留所も分からない場合はさらに降りてからも迷い。バスの達人になってみたい。

 

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Kimiko Takizawa