王子狐の行列の会について
1 運営組織(王子狐の行列の会)の概要
  (1)設立年月日: 平成5年12月頃
  (2)代表者: 高橋 秀一
  (3)代表者のプロフィール: 王子銀座商店街、王子装束稲荷奉賛会 役員
                    王子狐囃子保存会メンバー
  (4)事務局連絡先: 高橋 秀一(菊秀) 03-3911-2227  
  (5)メンバー人数: 定例会メンバー約50名    設立当初の人数:30名
  (6)年齢別構成: 定例会(世話人会)は30代から70代
          大晦日の当日参加は、老若男女(幼児から高齢者まで)       
  (7)職業別構成: 商店街の会員・町会の会員・文化人 中心
             その他 王子小学校・中学校の生徒・教員
  (8)運営費の調達状況: 提灯、お面の販売の売り上げと協賛金
  (9)活動の主な地域:
   北区王子周辺が中心に北・荒川・江東区の老人ホームへの慰問の他、商店街との交流をしている。
   新潟県津川町、長野県小布施町東地区との交流もある。
  (10)設立の主体となった団体:
  王子銀座商店街、王子装束稲荷奉賛会(王子一・二丁目町会・豊島一・二丁目町会)岸町一丁目町会、文化人の応援する会など
  (11)主な活動分野:
    A地域文化の伝承・大晦日に行われる狐の行列
     ・津川町との交流、創作狂言
     ・長野県小布施町東地区の行列企画     
     ・初午、節分など季節行事への参加
    B商店街の活性化
    Cその他 ・ 老人ホームなどへの慰問
     ・ 交通安全運動などへの協力
     ・ 行政行事での北区PRとして、テレビ取材への出演
     ・ホームページによる情報発信
(12)活動頻度: 四季10回

2 活動内容の概要
(1)設立のきっかけとその後の変遷 
 商店街の会員中心の装束稲荷奉賛会会員と、昭和48年秋から始めた王子狐囃子(きつねばやし)のメンバーとが地域に暮らす証(あかし)となる運動として始めたもの。
 浮世絵の宝庫である王子、特に世界に通用する広重の「装束榎大晦日の狐火」をテーマに、狐火の再現を形にした。
 江戸時代、大晦日の晩になると、王子にあった一本の大きな榎の木を、狐火が取り囲んだ。それは、関東一円のお稲荷さまから使者の狐が大榎の下に集まり、装束を整え、関東総社である王子稲荷神社(北区岸町1丁目)に詣でていた。その狐の灯した尾火の数で王子の人たちは、翌年の吉兆を占ったという伝説である。
 安藤広重の浮世絵にも描かれたこの言い伝えを再現しようと、平成5年(1993年)に地元住民が「狐の行列を応援する会」を発足。狐のお面にかみ生の裃を着け、小田原提灯を提げて練り歩く「狐の行列」を始めた。最初は50人ほどだった行列は、誰もが楽しめる行事ということで、北区そして地方からも次第に人が集まり、2年前から大々的に行われるようになった。
 平成11年度(1999年度)地域づくり団体自治大臣表彰を受賞した。(受賞は、平成12年1月)

(2)実施方法(取り組みの内容)
 A大晦日の行列(装束稲荷→王子稲荷神社)
大晦日午後11時より、装束稲荷にて篝火をたき、王子狐囃子連によるお囃子のなか、衣装を整えたお使いの狐達が続々と集まってくる。除夜の鐘を合図に新年の儀として鏡割りを行い、行列は出発する。
若者を先触れにお狐さま、子ぎつね囃子、それぞれの参加者が紙製の裃や狐面を身につけ、提灯を提げて王子稲荷を目指し歩き始める。
道路の両側の見物客や交通整理の警察官共々ゆっくりと行列は進み、途中王子稲荷参道入口では道案内が代わる交換の儀が行われ、稲荷道を進行していく。王子稲荷に到着して次々に参拝、神楽殿にて王子狐囃子が奉納され老若男女、皆で新年を祝う。
 B初午、節分など季節行事への参加
 地域の幼稚園、保育園の児童も狐の面をつけて参加する。
 C津川町との交流、創作狂言の共演
地域イベント「狐の嫁入り」でまちおこしをしている新潟県津川町との交流。
年に1〜2回イベントをおこなっている。原宿ネスパスなど
 D長野県小布施町東地区との交流
 E交通安全運動などへの協力
地元の警察署(王子警察)からの依頼で狐面、裃で安全運転キャンペーンに参加。
 F老人ホームなどへの慰問
老人ホームに慰問し、狐装束でお囃子などを披露し好評を博した。
 G行列で身につける着物は、地域の人からの寄贈
タウン誌で呼びかけ、2年目に約300着が寄贈された。
装束の言われも役立ち、明治〜現代のものが集まり、先祖の着物が行列に着られることを喜ぶ人たちも現れた。リサイクルにも貢献している。

(3)取り組みの成果、地域に与えている影響
 最初は50人ほどだった行列は、誰もが楽しめる行事ということで、北区そして地方からも次第に人が集まり、2年前から大々的に行われるようになった。
この取り組みによって、歴史と伝統のあるまち"王子"が、地域の人に再認識されるとともに、大都市東京の中で比較的認知度の低い"王子"が、多方面から注目されるようになった。
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                                                                                    2006.10.20 更新


(2)代表者: 中條 甲子雄
  (3)代表者のプロフィール: 浮世絵摺り師、文化庁木版画彫摺技術保存会理事長、 北区伝統工芸保存会会長
                    平成13年度文化庁長官賞受賞
  (4)事務局連絡先: きたシティ編集長 桐生靖子 03−3913−6089